杉之御坊萬福寺について紹介いたします。

  甲府盆地の東の縁、ぶどう畑が続くのどかな果樹園地帯にある当寺は、首都圏でありながら都会のような喧騒とは程遠く、それでいて都心からは高速を使えば一 時間程、中央道勝沼インタ−からは車で10分足らずのところに位置しています。

萬福寺ご本堂
萬福寺ご本堂

   寺の創建は西暦604年(推古12年)で、聖徳太子の命を受けた使者により、 国史秦川勝の 協力を得て建立された東日本最古の寺院の1つです。

 境内には聖徳太子が甲斐の黒駒に乗って天から降り立った時に石につけた 蹄の跡がある馬蹄石があり、太子伝説となっております。 また、1228年に は親鸞聖人がこの地に聖徳太子の御跡を偲んで訪れ、それ以後は浄土真宗の 中本山の寺院として栄えました。

 明治時代には、大火により数々の伽藍が 消失し当寺はかなり疲弊いたしましたが、時代が下って昭和30年代より本堂、 庫裏、鐘楼等の復興が始まり現在に至っています。約5000坪の境内地を整備し、 2003年には開山1400年の法要が営まれました。

 

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